新型コロナウィルス感染症の研究調査

COVID-19パンデミック禍におけるソーシャルディスタンスの体験について:アンケート調査

コロナ禍では、多くの国でソーシャルディスタンシングの措置が課せられました。この措置には、外出時における他者との距離の確保、店舗、レストラン、学校および職場の閉鎖、マスクの着用、イベントの中止および外出自粛の必要性などが含まれます。ウイルスに曝露された人、またはウイルス感染の症状がある人には自宅隔離が求められます。これらの対策は世界中の人々の生活に非常に大きな影響を及ぼしています。

本プロジェクトでは、これらの措置が、他者、社会および自己に対する人々の考えや感情にどのような影響を与え、今後も与え続けるかを調べます。そのために、英語、日本語およびスペイン語によるオンライン調査を実施し、ソーシャルディスタンシング中の、自己、他者および世界全体に関する個人的な経験を自らの言葉で表現してもらいました。内容には、他者との経験、日常生活、気分および感情、時間の経過、自由に移動できないことをどう感じるか、信頼感または疑惑およびこのパンデミック中に新たに感じたまたは奇妙に感じた経験などが含まれます。

集めた資料は、2,543名の参加者からの主観的報告で、50万語以上からなります。これを定量的および定性的に分析し、特に、計算手法を使用して文書を分析し(「自然言語処理」とも称される手法です)、ソーシャルディスタンシングの主観的経験を現象論的に解釈します。社会科学とコンピューター科学の方法を統合する、斬新な研究です。

 

研究チーム

技術サポート

問い合わせ先

質問、懸念、苦情がある場合は、プロジェクト・コーディネーターのトム・フロース博士(Tom Froese)、
E-mailアドレス covid-19-survey-contact@oist.jpまでご連絡ください。