有機蓄光(OLPL)材料(No.0165, 0166)

 
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概要

製造が容易で環境に優しい有機蓄光(OLPL)材料。

発光材料市場は、標識や消費財、バイオイメージングなどへの応用が拡大しており、2025年まで4.5%の年平均成長率 (CAGR)で成長すると予測されています。しかし、上記の用途で使われる発光材料は無機材料が主で、環境負荷が大きい、用途によっては製造工程が難しい、励起帯域が限られている、などの問題があります。嘉部量太准教授を中心とする研究グループが開発した有機蓄光材料は電子ドナー分子とアクセプター分子で構成され、完全に有機材料だけで作ることができる、環境に優しく、かつロバストな新しい発光材料となります。

准教授:
嘉部 量太

有機光エレクトロニクスユニット

応用

  • 夜光塗料やインク
  • バイオイメージング

 

利点

  • レアメタル不使用
  • 可溶性で加工が容易
  • 広い励起・発光波長領域

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技術のポイント

本技術は、製造が容易で希少元素を使用しない発光材料で、有機ドナー分子とアクセプター分子から構成されています。具体的には、長時間持続する電荷分離状態の再結合による励起錯体(エキサイプレックス)からの発光を利用した有機蓄光材料です。標準的な白色LED光源で励起することができ、100℃以上の温度でも長時間発光します。この有機蓄光材料は、透明で可溶性があり、色を調整できるため、広大面積向けや柔軟性のある塗料、バイオマーカー、布地、窓など、蓄光材料にとって新しい用途への応用が期待できます。

 

メディア掲載・プレゼンテーション

  ニュース:暗闇で光る材料に光を当てる

 

問い合わせ先

  Graham Garner
技術移転セクション

  tls@oist.jp
  +81(0)98-966-8937