国際科学広報に関するワークショップ2015
概要 | 報告書 | 組織委員 | 登壇者・パネリスト | プログラム
- 主催
- 沖縄科学技術大学院大学(OIST)・科学技術広報研究会(JACST)
- 協力
- 大学研究力強化ネットワーク(RUN)
- 会期
- 2015年3月19~20日(18日チェックイン・21日チェックアウト)
- 場所
- 沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡恩納村谷茶1919-1)OISTメインキャンパス会議室 B250
概要
日本の大学・研究機関において、国際化は重要な課題となっている。今後、国際化を一層推進するためには、研究力向上をはかるばかりでなく、広報情報発信力強化と連動した総合的な対策が必要となる。
日本の大学や研究機関における研究成果が海外で正当に評価されるためには、世界的に認知された学術誌に論文が掲載されるだけではなく、プレスリ リース等を介した科学コミュニティーや社会への訴求力が重要である。具体的には、論文の公開にタイミングを合わせたプレスリリースが大学の公式情報として タイムリーに配信され、さらにそのプレスリリースに基づいて国内外の科学ジャーナリストによって速報記事や解説記事などが書かれ、社会に伝播していくため の体制を構築することが不可欠となっている。
こうした国際的な広報の情報発信力強化を目的として、国内のいくつかの大学や研究機関等の広報担当部署においては、サイエンスライターなどの経験を もつ科学広報の専門家やインターンを採用し、最新の研究成果をわかりやすく魅力的な文章で即座に情報発信するための体制を整えつつある。しかし、研究成果 を海外の科学ジャーナリストに幅広く取り上げてもらうためにはさまざまなノウハウが必要となり、これまではそれぞれの広報担当者が経験と勘に頼って情報発 信の手法を確立してきた。
そこで今回のワークショップでは、海外の科学ジャーナリストやサイエンスライターを養成する高等教育機関の講師を招いて、国外ではどのように科学 記事が作られて伝播されるか、また、欧米ではどのようなサイエンスライティングのトレーニングが行われているかを紹介してもらう。また、それぞれの機関が 経験してきた国際情報発信のノウハウとコストを共有し、費用対効果や効率的な人材育成と配置などについても模索することで、大学や研究機関における国際情 報発信の在り方について議論する。さらに、国内の情報発信についても議論を行う。
報告書
組織委員
- OIST副学長(広報担当)ニール・コルダー
- OIST副学長代理(広報担当)森田洋平
- OISTメディアセクションリーダー 兼 JACST国際担当副会長 名取薫
- JACST会長 高エネルギー加速器研究機構 広報室 広報室長 岡田小枝子
- JACST事務局長 自然科学研究機構(NINS) 特任教授 小泉周
- JACST事務局次長 基礎生物学研究所 広報室特任助教広報・科学コミュニケーション担当 倉田智子
登壇者・パネリスト(プログラム記載順・敬称略)
- OIST副学長(広報担当)ニール・コルダー
- ニューサイエンティスト エディトリアル・コンテンツ・ディレクター ヴァレリー・ジェイミーソン
- 米カリフォルニア大学サンタクルーズ校 サイエンスコミュニケーションプログラム 講師 ロブ・イリオン
- 広島大学 学術・社会産学連携室研究企画室 シニアURA 三代川典史
- 基礎生物学研究所 広報室特任助教 広報・科学コミュニケーション担当 倉田智子
- 高エネルギー加速器研究機構 広報室 広報室長 岡田小枝子
- 東京大学本部広報室 ユアン・マッカイ
- 京都大学学術研究支援室(KURA)今羽右左デイヴィッド甫
- 国立天文台天文情報センター 広報室長 平松正顕
- 理化学研究所 外務・研究調整部 研究協力課 課長 大須賀 壮
- 理化学研究所 外務・研究調整部 研究協力課 ライター ジェンズ・ウィルキンソン
- OISTメディアセクション 名取薫
- サイエンス誌 日本・アジア特派員 デニス・ノーマイル
登壇者・パネリストのプロフィールを読む。
プログラム
3/19(木) | ||
9:00-9:10 | ご挨拶 OIST学長 ジョナサン・ドーファン(通訳有り) | |
<海外事情>(通訳有り) | ||
9:10-9:55 | Evolution OIST副学長(広報担当)ニール・コルダー (PDF) | |
9:55-10:40 | What do journalists really want? ニューサイエンティスト ヴァレリー・ジェイミーソン (PDF) | |
休憩(20分) | ||
11:00-11:45 | Training Science Writers: The Professional Pipeline in America 米カリフォルニア大学サンタクルーズ校 ロブ・イリオン (PDF) |
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11:45-12:30 | OISTキャンパスツアー | |
12:30-13:30 | 昼食 | |
13:30-14:15 | ポスターセッション | |
14:15-14:30 | 集合写真 | |
<国内事情> | ||
14:30-16:00 | 「なぜ国際科学広報をするのか」 モデレーター:自然科学研究機構(NINS) 特任教授 小泉周 (PDF) パネリスト:東京大学本部広報室 ユアン・マッカイ UTokyo Research (PDF) (発表順): 広島大学 学術・社会産学連携室研究企画室 三代川典史 (PDF) Hiroshima University: Enhancing its reputation in the world 基礎生物学研究所 特任助教 倉田智子 KEK広報室長 岡田小枝子 理研における2004年からの拡充期について (PDF) |
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休憩(15分) | ||
16:15-17:15 | ディスカッション | |
17:30-19:30 | 懇親会 | |
3/20(金) | ||
<国内事情> | ||
9:00-10:15 | 大学・研究機関発プレスリリースをどうつくるのか? 京都大学学術研究支援室(KURA)今羽右左デイヴィッド甫 (PDF) 休憩(15分) |
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10:30-12:00 | 間接的な広報:メディアや広報誌を通して プレスリリースの発信 Eureka!Alert, AlphaGalileo, ResearchSeaを使った発信と評価 |
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10:30-10:50 | 国立天文台天文情報センター 広報室長 平松正顕 国立天文台の対メディア広報とAlphaGalileoの利用 (PDF) |
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10:50-11:20 | 理研 大須賀 壮 (戦略)RIKEN: Japan's leading comprehensive research institution for the natural sciences (PDF) 理研 ジェンズ・ウィルキンソン (戦術) |
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11:20-11:40 | OISTメディアセクション 名取薫 沖縄科学技術大学院大学紹介~前例のない真に国際的な大学の広報戦略とは~ (PDF) |
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休憩(10分) | ||
11:50-12:10 | How Science covers the news in Japan and Asia サイエンス誌 日本・アジア特派員 デニス・ノーマイル (PDF) | |
12:10-12:40 | ディスカッション | |
12:40-13:40 | 昼食 | |
13:40-14:00 | 直接的な広報 直接的な国際広報の手法~理化学研究所における実践例から~ KEK広報室長 岡田小枝子 (PDF) |
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14:00-14:30 | ディスカッション | |
休憩(20分) | ||
14:50-17:00 | 総括&提案 モデレーター OIST 森田洋平、名取 薫 |
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18:00 | 懇親会(有志) |