オリゴC-グリコシド誘導体の創薬への応用(No.0139)

 
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概要

C-グリコシド誘導体の新規合成法。

世界の創薬市場規模は、予測期間中に年平均 9.6%で拡大し、2025年には1,100億ドルに達すると予想されています。糖(炭水化物)は生体内で重要な役割を果たしているため、糖誘導体の合成は創薬の分野で注目されています。このような誘導体は、様々な反応を使い、糖をC-グリコシド化して合成します。しかし、無保護糖の最も直接的なC-グリコシド化反応は、糖質中に特定の化学基や構造形態が存在するため、技術的に困難です。田中富士枝教授を中心とする研究グループは、低温でC-グリコシド誘導体を直接合成することができる優れたC-グリコシド合成法を開発しました。

 

教授:
田中 富士枝

生体制御分子創製化学ユニット

応用

  • 治療薬
  • 診断用試薬・プローブ
  • 創薬

 

利点

  • 新しいC-グリコシド誘導体
  • 低温での直接合成
  • 高い立体選択性

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技術のポイント

本技術は、無保護の二糖類および三糖類とケトン類とのC-グリコシド化反応を低温で直接合成する方法です。この合成法では、反応触媒である酸の存在下で、基質である糖質と基質であるケトンを混合します。この直接反応の結果、官能化された二糖類、三糖類のC-グリコシド誘導体が合成されます。

 

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