展示関連イベント

新・方法「テープカット」

2017年11月3日(金・祝)
13:30
センター棟C階センターコート(屋外)

オープニング・レセプション

※SBArtプロジェクション 畒見達夫
2017年11月3日(金・祝)
19:00-22:00
OISTシーサイドハウス

参加費3,000円(予約不要。その場で現金でお支払いください。)

ナンカロウのロール紙自動演奏ピアノ実演

自動演奏ピアノは11/5のコンサートの後、エレベーターホールに展示されています。会期中に展示場所でナンカロウのピアノロールの実演を行います(12月13-17日、27日、1月5日を除く期間中毎日12:30)。

  • 12:00, Sun, Nov 19 (Science Festa)
  • 14:00, Sun, Nov 19 (Science Festa)
  • 12:30, Wed, Nov 22
  • 12:30, Thu, Nov 23 (Holiday)
  • 12:30, Fri, Nov 24
  • 12:30, Sat, Nov 25 [Symposium 02]
  • 12:30, Sun, Nov 26 [Symposium 03]
  • 12:30, Mon, Nov 27
  • 12:30, Tue, Nov 28
  • 12:30, Wed, Nov 29
  • 12:30, Thu, Nov 30
  • 12:30, Fri, Dec 01
  • 12:30, Sun, Dec 03
  • 12:30, Mon, Dec 04
  • 12:30, Tue, Dec 05
  • 12:30, Wed, Dec 06
  • 12:30, Thu, Dec 07
  • 12:30, Fri, Dec 08
  • 12:30, Sun, Dec 10
  • 12:30, Mon, Dec 11
  • 12:30, Tue, Dec 12
  • 12:30, Mon, Dec 18
  • 12:30, Tue, Dec 19
  • 12:30, Wed, Dec 20
  • 12:30, Thu, Dec 21
  • 12:30, Fri, Dec 22
  • 12:30, Sat, Dec 23 (Holiday)
  • 12:30, Sun, Dec 24
  • 12:30, Mon, Dec 25
  • 12:30, Tue, Dec 26
  • 12:30, Thu, Dec 28
  • 12:30, Fri, Dec 29
  • 12:30, Sat, Dec 30
  • 12:30, Sun, Dec 31
  • 12:30, Mon, Jan 01 (Holiday)
  • 12:30, Tue, Jan 02
  • 12:30, Wed, Jan 03
  • 12:30, Thu, Jan 04
  • 12:30, Sat, Jan 06 [Symposium 04]
  • 12:30, Sun, Jan 07 [Symposium 05]
  • 12:30, Mon, Jan 08 [Symposium 06]

第12回AI美芸研(人工知能美学芸術研究会)

2017年12月2日(土)
14:00-18:00
Tomari (那覇市泊3-4-13) 

スペシャルゲストをお招きします。詳細はAI美芸研サイトに掲載されます。日本語です。 参加費2,000円、終了後懇親会1,500円(予約不要。その場で現金でお支払いください。)

講演

  • 谷淳(沖縄科学技術大学院大学 認知脳ロボティクス研究ユニット教授)
  • 齋藤亜矢(京都造形芸術大学・文明哲学研究所)
  • 中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)

※日本語で行います。
※講演後、全体討論の時間を設けます。
※講演と討論は撮影、実況可能です。記録動画を後日公開します。

参加費

2,000円(どなたでも参加可、予約不要、懇親会費含まず)
※入場は先着順、受付開始は開演30分前(13:30)です。

主催

人工知能美学芸術研究会

講演内容

「意識・自由意志についての創発的理解:脳的ロボット研究から」

谷淳(沖縄科学技術大学院大学 認知脳ロボティクス研究ユニット教授)

自由意志と意識に関する現象を統一的に説明しうるプリンシプルは、果たし てどのようなものか?講演者は、現象学、脳神経科学、非線形力学系、Deep Learning、学習ロボットなどを含む学際研究の結果を基に、この問いについ て議論していく。 特にpredictive codingの原理に基づき構成された、認知 ロボットの学習と行為の実験を通して、主観と客体は、如何に交りあいそし て分離しうるのか、その動的構造を理解することにより、その背景に潜む意 識と自由意志の創発的理解を試みる。

※人工知能研究にとって欠かせないロボットの主観的な体験を論じる谷淳は オックスフォード大学出版から昨年末『Exploring Robotic Minds』を上梓、 本年KAIST(韓国科学技術院)からOISTに移籍した。(※文責・中ザワ)

「絵を描く心の起源を探る」

齋藤亜矢(京都造形芸術大学・文明哲学研究所)

ヒトはなぜ絵を描くのか。絵を描く心の起源をテーマに、進化や発達の視点 から研究をしている。具体的には、進化の隣人であるチンパンジーに絵を描 いてもらったり、小さな子どもに絵を描いてもらったり、旧石器時代の洞窟 壁画を見にいったり、とてもアナログ的な研究手法だ。人工知能とはいわば 対極的な方向に目を向けているともいえるが、未来を考えるために、過去を 知ることも必要だ。チンパンジーたちの描いた作品は、今回の人工知能美学 芸術展にも出品されている。かれらの描く絵の特徴とは何か、子どもの絵の 発達過程と比較することで見えてきた、人間ならではの絵を描く心の基盤に ついてお話ししたい。

※人間以外の知性にも美意識は宿るのか。2014年の齋藤亜矢の著書『ヒトは なぜ絵を描くのか-芸術認知科学への招待』(岩波科学ライブラリー)には、 現在OISTで展示中のチンパンジーのアイ、パル、パン、ポポの作例も掲載さ れている。(※文責・中ザワ)

「人工知能美学芸術展について」

中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)

美学を、人間のそれと機械のそれに分ける。芸術を、人間のそれと機械のそ れに分ける。現在OISTにて開催中の「人工知能美学芸術展」では、そうして 生じた四つの部門に分けて展示を行っている。すなわち、「[Ⅰ]人間美学 /人間芸術」「[Ⅱ]機械美学/人間芸術」「[Ⅲ]人間美学/機械芸術」 「[Ⅳ]機械美学/機械芸術(と、そこに至る道程)」にそれぞれ該当する 作品が、OISTキャンパスの全体に展開されている。

※中ザワヒデキという表記の美術家名は医学部在籍時より使用。「バカCG」 の後「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」「人工知能美学芸術宣言」。3D プリンタ特許、著書『現代美術史日本篇』。文化庁メディア芸術祭審査委員。

第13回AI美芸研(人工知能美学芸術研究会)

2017年12月9日(土)14:00-18:00 Tomari (那覇市泊3-4-13) 

スペシャルゲストをお招きします。 参加費2,000円、終了後懇親会1,500円(予約不要。その場で現金でお支払いください。)

講演

  • 櫛野展正(アウトサイダー・キュレーター/クシノテラス主宰)
  • 藤井雅実(芸術哲学研究者)
  • 中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)

※日本語で行います。
※講演後、全体討論の時間を設けます。
※講演と討論は撮影、実況、歓迎です。記録動画を後日公開します。

参加費

2,000円(どなたでも参加可、予約不要、懇親会費含まず)
※入場は先着順、受付開始は開演30分前(13:30)です。

主催

人工知能美学芸術研究会

備考

人工知能美学芸術展(沖縄科学技術大学院大学 OIST)学外関連催事

講演内容

「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」

櫛野展正(アウトサイダー・キュレーター/クシノテラス主宰)

世の中には、自らを「表現者」とすら認識していない人たちがたくさんいる。 そうした人たちの「表現」に対して大雑把に名付けられた呼び名が、「アー ル・ブリュット」だ。その中心として考えられているのが、福祉施設を中心 に独自の発展を遂げてきた障害者のアートである。とりわけ、こうした動き に対しては2020年に向けて国レベルで支援の輪が広がり、大きな盛り上がり を見せている。しかし、何らかの欠損がなければ優れた作品を生み出せない わけではない。僕らが気づかないけれど、変なものをつくっている老人や道 端に立つ人形などは、どの街にでも昔から存在している。いつから僕らは、 自分が見たいものだけに目を向けるようになったのだろう。

※日本唯一のアウトサイダー・キュレーターを任ずる櫛野展正は、死刑囚の 絵画等を展示した鞆の津ミュージアム元キュレーター、クシノテラス現主宰。

本年4月、『アウトサイドで生きている』を上梓。(※文責・中ザワ)

「AIは死の欲動を実装しうるか?」

藤井雅実(芸術哲学研究者)

AI芸術は、有用無用などに拘らず、ただ、生成し、あるいは機能する。

実は、近代美学や芸術論の源泉、カントの美学が示した美的経験の特性こそ、 有用無用や関心や目的意志などに拘らず、ただ生成する情感の経験だった。 しかし、カント美学には、その美自体の否定態としての崇高美があった。 そして、ラカンらがフロイトの洞察から展開する死の欲動… …例のソーカルが批判したポスト構造主義のマジックワード…が、 モダン美学のコアと共に、今日のAI神学の核心部に、麗しく回帰する。

※昨年の第1回AI美芸研で驚くべき論考を披露した画廊パレルゴン元主宰の 藤井雅実は、古典美術、美学、哲学、ゲーム、カーデザイン、F1等の研究・ 翻訳などを展開。『現代美術の最前線』編著他。(※文責・中ザワ)

「人間美学が置いてけぼりとなる時」

中ザワヒデキ(美術家/AI美芸研代表)

19世紀人は美的でないという理由でエッフェル塔建設に反対した。機械美学 に人間美学が追いつけなかったのだ。20世紀人はエッフェル塔を美しいと讃 えた。機械美学に人間美学が追いついたのだ。21世紀人はAI碁同士の対戦棋 譜が理解できない。機械知性に人間知性が追いつけていない。では22世紀人 はAI碁同士の対戦棋譜を理解するのか、と言えばその保証は無い。いつか機 械知性に人間知性は恒久的に追いつけなくなる。いつか機械美学に人間美学 がすっかり置いてけぼりにされる。人間は歴史や権威の担い手ではなくなる。 ※中ザワヒデキという表記の美術家名は医学部在籍時より使用。「バカCG」 の後「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」「人工知能美学芸術宣言」。3D プリンタ特許、著書『現代美術史日本篇』。文化庁メディア芸術祭審査委員。

クロージング・パーティー

2018年1月8日(月・祝)19:30-21:30 Café Grano @OIST 

参加費3,000円(予約不要。その場で現金でお支払いください。)