アニヤ・ダニ:活動内容
現在のプロジェクト:
1) 17~18世紀の古窯から出土した沖縄の焼物の特徴
那覇市立壷屋焼物博物館との共同作業のもと、歴史的に異なる各地の窯から出土した陶器を科学的に特徴づけるものであり、沖縄本島で制作された陶器と石垣島のものとの相違性を明らかにしていきます。陶器研究に関するより詳しい情報は、こちらよりお入り下さい。
陶片、黒石川窯、石垣市立八重山博物館 花瓶、喜名窯より出土
2) 三線の技術的研究と保存修復
このプロジェクトでは読谷村立歴史民俗資料館が所蔵する二丁の古い三線(沖縄の弦楽器)の研究を行っています。主な研究は三線に使われている珍しい皮を特定することです。また、三線が適切な状態で展示され、一般にも公開されるよう修復処置が行われています。三線プロジェクトに関そるより詳しい情報はこちらをご覧ください。
三線、読谷村立歴史民俗資料館
これまでの発表及び活動:
2013年1月23日 17~18世紀の古窯から出土した沖縄の焼物の特徴 (スプリングエイト、播磨、兵庫)
2012年3月26日 三次元物体保存への旅 (沖縄県立博物館・美術館 那覇、沖縄)
2012年3月18日 表には見えないものを見る:科学を通じての美術保存活動 (OISTキャンパス、恩納、沖縄)
文化財保存研究室への訪問者:
2013年7月~9月 エミリー・マスカス(タフト大学 美術館・博物館研究) インターンとして沖縄の漆保存研究に着目。
2013年2月 ブルース・カイザー博士(ブルーカーエレメンタル チーフサイエンティスト) ブルーカートレーサーⅢ 携帯用蛍光X線分光におけるワークショップ
2013年2月 リー・ドレイク博士(ブルーカーエレメンタル チーフサイエンティスト) ブルーカートレーサーⅢ 携帯用蛍光X線分光におけるワークショップ
2013年2月 高円宮憲仁親王妃久子殿下
2013年1月 ジェニファー・マス博士(ウィンターサー美術館 シニアサイエンティスト) 美術保存におけるデラウェア大学のプログラムー沖縄陶器分析の共同研究
2013年1月 東矢鋭彦(ウィンターサー美術館 プロジェクトサイエンティスト) 染色分析の共同研究
2012年6月 ジャッキ・ゴッドフリー(ブルックリン美術館 物体保存家)