「稲作民族としての日本人と巨大科学」益川敏英(2008年ノーベル物理学賞受賞)
Date
2014年10月8日 (水) 19:00 〜 20:30
Location
OIST Auditorium
Description
10/8 (水) Open 18:30 Start 19:00 入場無料・要予約
講演概要
20世紀は「物理学の世紀であった」と言われる。世の中のすべての物質を構成する素粒子を研究するための装置は巨大化し、現代は地下100メートルに一周27kmのトンネルを建設し、その中で加速器を用いて実験を行うまでになった。このような実験は「巨大科学(ビッグサイエンス)」と呼ばれている。日本人研究者は国際協力を通じて素粒子研究に多大な貢献を行っている。これからの巨大科学を成功に導くには稲作民族に見られる集団行動の際の美質が鍵となる。
経歴
1967年名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了。
京都大学理学部助手を経て、1980年に京都大学基礎物理学研究所教授。
1997年から2003年の間、京都大学基礎物理学研究所長を勤め、2003年に京都大学名誉教授に任命された。2010年以降、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長を務める。
2008年ノーベル物理学賞受賞
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