年次講習 FY2021


セミナー:「研究不正と研究倫理ー研究不正が生じる要因と利益相反」

講師: 京都府立医科大学 医学研究科 医学生命倫理学 瀬戸山 晃一 教授

 

 

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お知らせ(2022.5.11)                             

FY2021年度の年次講習がオンラインで受講可能になりました。本講習は人対象研究者に必須のトレーニング
です。人対象研究に従事している方で去る3月7日に実施した年次講習 (標記セミナー)に参加できなかった方は、
OIST Learn (efront Pro) で速やかに受講してください。

受講が修了しましたら、修了証をダウンロードして保管してください。
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ご案内:

本年度の年次講習を3月7日にC209とオンラインで開催します。16時開始です。本セミナーに興味のある方、誰でも参加可能です。当日参加できない方のために、後日オンラインでセミナーを提供する予定です。本講習は人対象研究者に必須の年次トレーニングです。

 

スケジュール:

日程: 2022年3月7日

時間: 16 :00-17:15

場所: C209 セミナールーム及びオンライン 

言語: 日本語に英語の同時通訳が付きます

 

登録:

当日参加の方は3月1日までに事前登録をお願いします登録ウェブフォーム

登録者に後日Zoomリンクをお送りします。
 

講師:

京都府立医科大学 医学研究科 医学生命倫理学 瀬戸山晃一教授

瀬戸山 晃一教授

[ 専門 ]

生命倫理学、医療と法、法理学(法哲学)、研究倫理学

[ 研究テーマ ]

自律とパターナリズム、現代医療の法的倫理的社会的諸問題(ELSI)の考察

 

[ セミナー ]

主題:「研究不正と研究倫理ー研究不正が生じる要因と利益相反」

(時間60分、質疑応答が後に続きます。)

 

[ 内容 ]

生命科学を中心に研究倫理について幅広いトピックについてお話しいただきます。

0.自己紹介
Ⅰ.研修の目的
Ⅱ.研究不正行為と疑わしき研究活動
Ⅲ.研究不正・臨床研究のスキャンダル
Ⅳ.米国ゲルシンガー事案
Ⅴ.ディオバン事案
Ⅵ.利益相反の概念と事例
Ⅶ.利益相反マネジメント:自己申告
Ⅷ.利益相反マネジメントの限界
Ⅸ.国内の臨床研究の規制
Ⅹ.臨床研究法
Ⅺ.法規制:ソフトローとハードロー規制
Ⅻ.研究(倫理)審査委員会
ⅩⅢ.倫理審査委員会の成立要件と役割
ⅩⅣ.被験者の「有効な同意」取得の要件
ⅩⅤ.研究不正が生じる要因(不正のトライアングルと悪魔の囁き)
ⅩⅥ.隠れたカリキュラム
ⅩⅦ.茹でガエル理論(法則)と研究不正
ⅩⅧ.予防倫理
ⅩⅨ.行動経済学と研究不正
ⅩⅩ.志向倫理
ⅩⅪ.指針や法的規制の存在意義
ⅩⅫ.まとめ