クワイカの密かな産卵

アオリイカの仲間である雄のクワイカが珊瑚の下のふさわしい穴を調べ、そこに素早く産卵する雌を覆うようにして守る。かつてアオリイカ(学名 Sepioteuthis lessoniana)は一つの種と考えられていたが、今は少なくとも3種に分かれていると知られている。まだ科学的な学名は与えられていないものの、沖縄ではシロイカ、クワイカ、アカイカとそれぞれ別の名前がつけられている。珊瑚や岩の下に卵を産む習性は他の2種と違うクワイカの特徴の一つである。