神経結合の形成と制御研究ユニット (ディヴィッド・ヴァン・バクター)

ユニット概要

ディヴィッド・ヴァン・バクター

神経結合の形成と制御研究ユニット

ディヴィッド・ヴァン・バクター 教授

davie at oist.jp

 

研究

概要

神経発生または再生時における神経軸索の正確な経路選択、標的細胞認識、軸索末端—標的細胞間のシナプス形成、そしてシナプス構造および機能維持は、神経系の機能に必要不可欠のプロセスです。 これらのプロセスに多種多様な遺伝子が関わることは周知の事実ですが、 シナプス形成および維持といった高次生体現象を支持している遺伝子間の連携についてはまだ多くの部分が未解明です。 私たちは個々の遺伝子の機能制御に関する知見を活用することで、正常神経発生に関わる分子間の活性制御メカニズム、さらには神経機能低下や神経細胞死を伴う疾患の発症メカニズムについて理解を深めることができると考えます。 近年の研究の成果は、神経における遺伝子発現が遺伝子の転写のみならず、転写物(RNA)の成熟、並びにタンパク質への翻訳といった複数のレベルで調節を受けていることを明らかにしてきました。 私たちのユニットでは、キイロショウジョウバエを使用した遺伝学的アプローチにより、神経発生に関わる遺伝子群及び神経変性疾患で変異が報告されている遺伝子の活性制御機構を、生体内、特に神経およびシナプスに焦点を置き、解析を進めています。 一連の解析を通じて、神経系、特にシナプス形成、維持に関わる分子ダイナミクスの解明を目指しています。