環境科学セクション

沖縄環境研究支援セクション集合写真

Overview

沖縄環境研究支援セクションは、2021年4月より、環境科学セクションにセクション名が変更になりました。OISTの沖縄陸域フィールド研究や地域社会ネットワークをより持続的安定的に維持推進するため、OKEON美ら森プロジェクトの一部機能が独立する形で2019年4月に設立されたセクションです。
これまでOKEON美ら森プロジェクト(https://okeon.unit.oist.jp/?lang=ja)で培った沖縄社会とのネットワーク、環境観測ネットワーク、そしてそれらを支える経験豊富なチームを活かし、沖縄における陸域野外調査のサポートや、システムの維持管理、そして環境研究や環境教育を通した沖縄の持続的発展への貢献を目指します。

セクションメンバーへのお問い合わせは、まとめてこちら宛でお願いします。
環境科学セクション <oerss@oist.jp>

Mission

  • 沖縄県内の陸域におけるフィールドワークのサポート
  • 陸域フィールドワークに関する共通機器の維持・管理
  • OKEON美ら森プロジェクトの運営と発展、活用
  • OKEON美ら森プロジェクト観測機器の維持・管理
  • OKEON観測網による、長期的なデータ収集および試料コレクションの管理・保管
  • OKEON美ら森プロジェクトのデータや人材、協働ネットワークを活用した、沖縄社会の持続的発展への貢献

Services

OIST研究者向け支援内容

  • 沖縄県内の陸域サンプリングに必要な許認可の探索と案内、申請支援
  • 沖縄県内の陸域調査実施に必要な地元との調整
  • OKEON美ら森プロジェクト調査区についての情報提供
  • OKEON美ら森プロジェクト調査区での調査実施に対する総合支援
  • OKEON美ら森プロジェクトに関わる学術成果の、沖縄社会へ還元、プロモーション、およびその調整

Latest Posts

  • アルゼンチンアリLinepithema humile (Mayr, 1868) の沖縄県からの初記録(2021/03)


    那覇港のコンテナヤードで確認された、アルゼンチンアリの報告が沖縄生物学会誌から出版されました。沖縄県においては、これが本種初記録となります。この論文は、私たち研究者だけでなく、那覇港を管理する那覇港管理組合さんや、その緊急防除と調査に関わった方々との、組織横断体制での協働によって形となったものです。近年、沖縄県内では新しい外来アリが発見されることが多くなっており、環境科学セクションは研究機関という立場から、外来アリ研究プロジェクトとしてその防除や体制づくりに携わっています。外来アリの相次ぐ発見は、沖縄県の交易網の発達に伴う侵入機会増加の一方で、2017年のヒアリ騒動以降、県内の主要港湾を中心とした地域に、行政機関や研究機関が整備してきた監視網が機能している成果であるとも言えます。

     

  • 沖縄市教育委員会と協定を締結しました(2020/11)

    OKEON美ら森プロジェクトと沖縄市郷土博物館との協働を核にして、OISTと沖縄市教育委員会の間での自然史研究や教育に関する連携協定が締結されました。私たちがプロジェクト立ち上げ当初、何もわからないまま手探り状態だった頃、ノウハウを共有して、地域のネットワークを広げるのに力を貸してくれたのが沖縄市郷土博物館です。それ以来、私たちは博物館のみなさんと共同企画展や講演会など、その時々でずっと協働してきました。今回の協定締結は、そんな長年の協力関係が実を結んだひとつの大きな成果だと感激しています。これを機に、沖縄の自然史研究における協働をさらに発展させ、さらにこれを教育や人材育成へと拡張していけるよう、連携強化をしていければと思います。引き続きよろしくお願いします。

  • 石垣市ヒアリ関係者会議(2020/11)

    石垣市で、沖縄県主催で行政および港湾事業関係者向けにヒアリ同定研修が実施され、セクションリーダーの吉村がその講師を務めました。また、その後環境省が中心となり、八重山地域におけるヒアリ対策についての関係者会議を開催、それにも引き続き出席しました。今年は連日新型コロナウィルス感染症拡大関連のニュースの影に隠れていますが、外来アリ類の対策も依然として着実に進めていくことが大切です。今年は沖縄本島では新しい外来アリのハヤトゲフシアリの定着が確認され、本州ではコンテナヤード外の地面から多数の繁殖虫を含むヒアリの巣が発見され、と、状況は厳しさを増しています。離島地域では、地域独自の連絡網や役割分担を整備していくことが、混乱なく迅速な対応を取るためには重要です。行政は担当者異動も頻繁に起こるため、定期的にこうした議論の場を持つことが大切だと感じています。